こんにちは、院長の丹田です。4月に入ってからも寒い日が続き、ゴールデンウイークを目前にして、やっと温かさも本格的になってきたかと思うと、週末は雨模様の天気が大きくて、せっかくのお花見も中止になってしまったというお話しを聞きます。
確かに、4月は週末に天気が崩れることが多かったですね。気温も安定しないので、風邪を引かれる方も増えた感じです。皆様体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。
さて、ちょっと前の話になるのですが、歯科医の勉強会に出席したときに、面白い講演を聞きました。今やネットであらゆる情報を入手出来ますが、膨大なネットの情報や、世の中に出回る情報にはよく風評やデマなどがありますし、本質を見落としてキャッチフレーズだけで判断して自分の都合のいいように解釈してしまい、それが通説になってしまっているということがあります。
今回はそんなキャッチフレーズと誤解について少しお話ししたいと思います。
「病は気から」
よく「病は気から」といいますが、この「気」を気持ちの「気」と思っている人が多いのではないでしょうか。気の持ちようとか根性論で片付けてしまうのは間違いです。
そもそも自然界では水、空気、流れを気といい、人間の場合も本来の「気」は神経の伝達などを意味するわけです。気持ちではなく、疲労物質や代謝、血流などの流れや伝達に異変が生じ、病気になってしまうという意味で「病は気から」と理解するのが医学的には正しいのではないかという解釈ですね。
「食べたら磨く」
これも今や常識のように言われてますが、「食べたら磨く」だけで虫歯や歯周病は予防出来ません。確かに食事の後は歯に食べかすが残り、気分的にも歯磨きしたくなります。
しかし食べなかったら磨かないでいいのか?「食べたら磨く」という言葉と、それを意識している人は食べかすがプラークになると思ってる人が多いのではないでしょうか。
それが、実は間違いで、プラークの元は菌です。
長時間歯磨きしないでいると、口の中が気持ち悪くなりますね、それは歯垢が出てきて、そこがプラークの温床になるからです。そのプラークの温床となった歯垢を除去するのが歯磨きであり、虫歯予防です。「食べたら磨く」もよいのですが、口の中がねばねばと気持ち悪くなったら歯磨きを心がけてください。
今回の例は普段からよく聞く通説も思い込みで、医療従事者と患者さんのギャップにもあたる事柄です。
そのギャップを完全に埋めるのは無理ですが、情報の本質を見極めるためにも、ネット上の知識だけで納得してしまうのではなく、医師との対面で知識体験として覚える努力が必要だと思います。 |